東日本大震災支援「炊き出しボランティア実践隊」16名参加 8.18-21
会長を務めさせて頂いているSYD修養団宇部市連合会主催による東日本大震災「炊き出しボランティア実践隊」を募集したところ、有難いことに中学1年生から77歳まで16名のご参加を頂きました。日程は8月18日から21日までの3泊4日。参加者個人の負担金は東京までの往復の交通費で、東京からの福島までの移動費、現地での宿泊、炊き出し費用などは、すべて修養団本部が負担して下さいました。 炊き出しを行った場所は、福島県新地町小川公園仮設住宅(被災後、最初にできた仮設住宅)で、世帯数は110戸です。食事は、カレーライス(250食)、焼きそば(150食)、杏仁豆腐(200食)、コーヒーを提供しましたが、すべて食べて頂くことができました。現地では、宇部テクノエンジ㈱と和宏産業㈱の社員さん4名が応援として参加して下さいました。お土産を兼ねて持参した宇部銘菓「うべっこ」も被災者の皆様に食べて頂き、たいへん好評でした。 「この時期に至っても、炊き出しが必要なのですか」という声がありますが、今だからこそ、交流と声掛けを求めている被災者がたくさんいます。『私たちは、被災者に皆さんを決して忘れてはいません』というメッセージでもあります。被災された皆様のお話をお伺いしました。「今、生きていることだけで幸せ。」「家族の絆の大切さを改めて感じた。」など、『幸せは日々の生活の中にある』と心から思わせて頂きました。 炎天下でのボランティア活動でしたが、被災者の皆様の笑顔に接し、大きな感動と勇気を頂きました。8月18日(土)新山口駅を出発し、東京駅からはバスで福島県猪苗代、そして夕方、檜原湖畔の「ばんだいふれあいぴあ」に到着し、炊き出しのための下拵えを行いました。夕食は「炊き出し用のカレーライス」です。 18日06:30新山口駅集合 07:06発の「のぞみ」で東京へ中学1年生の最年少の室田萌さん。東京から合流した中村美月さん(中学1年生)。 17:00SYD修養団の「ばんだいふれあいぴあ」に到着。参加者全員で最初の記念写真。 吉田佑輔くん。「ばんだいふれあいぴあ」は、福島県磐梯の桧原湖畔にある自然環境抜群の施設です。 杏仁豆腐班の皆さん。焼きそばの下拵えをする 岡田悟君。 人参の皮むきをする縄田さんと祝迫さん カレー用の玉ねぎを剥く松田宏平君と天満太一君。 ジャガイモの皮を剥く浅上さんと吉田君 男性料理教室の先生 平岡弘子さん修養団講師の青木先生 原精友会会長の縄田さん試食を兼ねての遅い夕食でしたが、充実があり楽しい一時でした。19日(日) いよいよ、福島県新地町「小川公園仮設住宅」での炊き出しの日のです。炊き込み用の食材・器材を積み込む。 福島県新地町近郊の被災地で祝迫さん、平岡さん、浅上さんと。 原精友会(私の地区後援会)の皆さんと。小川公園仮設住宅(最初にできた仮設住宅です)約110世帯が居住。炊き出しのビラを配布する吉田君。現地集合で参加して下さった岩国市の企業である『和宏産業㈱』の皆さん。修養団食堂のメニューは、カレーライスと焼きそば、杏仁豆腐、コーヒー、銘菓「うべっこ」です。焼きそばを盛り付ける石丸さん 杏仁豆腐を試食中の子どもたち頂いた「かれい」の刺身がおしかったです。 祝迫さん。 中学1年生コンビの中村さんと室田さん。小川公園の仮設住宅、うまく配列されていました。 修養団炊き出し部隊(18名)村上さんの講話は感動そのものでした。「家族の大切さ」、「日常のなかにある幸せの大切さ」を学ばせて頂きました。仮設住宅の自治会役員の皆さまとの記念写真です。 お見送りありがとうございました。 20日(月) 早朝から自主的に施設の掃除をされる参加者の皆さんの姿の感動しました。 帰路、『五色沼』と『野口英雄記念館』に立ち寄り、 午後3時半には、品川のホテルに到着しました。 夜は子どもたちを引率して、東京タワーに行きました。 展望台ではNHK大河ドラマ「篤姫」で久坂玄瑞を演じた東武志さんのFMライブがあり、 私たちの活動を紹介して頂きました。 トイレ掃除をする植木さん。 庭掃除する山下さん。 感想文に真剣に取り組む植木さん。反省会では、一人ひとり意見を述べました。植木さんは、福島原子力発電所の建設当時、8ヶ月間、近くの旅館で生活していたそうですが、今は立ち入り禁止地区になっており、当時、お世話になった方々が、今どうしておられるのかを案じていました。東京タワー展望台での東さんのライブ。室田さんと河内さん。 [...]