宇部全日空ホテルで開催した県政報告会には、年末にもかかわらず、多くの皆様がご参加くださいました。
「ありがたいことだ」と、心から感謝しています。
県政報告会では、山口県の現状報告を行い、過疎化対策や高齢化対策などについて、県の施策を報告する予定でした。
しかし、国民体育大会の開催など、明るい話題もありますが、厳しい財政状況、そして、景気の低迷と雇用の不安などの現状を考えると、どうしてもマイナス思考の話になってしまいます。
そこで今回の報告会では、予定を変更して、急遽、山口県の可能性、そして私の描く山口県の未来像について「夢は山口県発・日本再構築」と題して、大きな大きな夢を語らせていただきました。

県政報告の後、林芳正参議院議員より「報告会でこんな希望の持てる話を聞いたのは初めて。叶いそうにない話も岡村さんが話すと、叶いそうな気がするから不思議ですね。遷都は難しいとは思いますが、衛星統括基地や、データの集積基地にはなれる可能性があると、具体的な話をされるのは岡村さんらしいです。聞かせていただいて良かったです。」という挨拶を頂きました。

夢・その1:『家族の復活』
家族は社会の最小単位であり、子どもたちは家族の中で社会規範や生き方を学びます。
家族は人間関係、人と人との共生関係の基礎。
しかし、家の住まい方、テレビ、ファミコン、携帯電話などが家族にあり方、価値観に影響を与えています。
どんなに厳しい時も家族さえしっかりしていれば、困難な課題も解決できます。
仕合せとは「日々の生活に中で、何となく楽しい、うれしい、有難いと感じられることだ」と思います。
「家族の復活」なくして「日本の復活」はありません。

夢・その2:『教育県山口』『政治県山口』『農林水産県山口』
山口という言葉には「先駆けになる」「先人を切る」という意味があります。
明治維新を成し遂げた山口県人としての誇りと気概を子どもたちに持たせたいですね。
大人が3人集まれば、政治の話題になるのは、山口県人の特質だそうです。
「政治家養成塾」を立ち上げ、政治に関心を持たせる風土を培いたい。
『国家の根幹は教育』
日本は常にNo.を目指す技術創造立国を目指すべきであり、それしか日本は生き残れない。
(資源のない国の学力が大きく低下したとき、その末路はどうなるのでしょうか)
・寺子屋の数:日本一(人口比)だった山口県は日本一の教育県。
子どもたちの学力を向上させ、教育立県山口を!
・水産大学と山口大学農学部に水産・農業高校生の推薦枠を設け後継者育成を。

夢・その3:『中核都市を持たない山口県を逆手に取る社会福祉平準化』
県庁所在地の山口市ですら人口は19万人。
文化施設が一極集中していないことが山口県の素晴らしさです。
他県では県庁所在地に人口と、あらゆる文化施設が集中しています。
しかし、山口県は県内どこに住んでいても、同じような福祉が受けられます。

夢・その4:『周防灘港・ハブ構想』
平成7年、阪神・淡路大震災によって神戸港は長期にわたり使用不能となりました。
その間に、韓国のプサン港がアジアのハブ港といわれるまでに急成長しました。
私は元船員で漁船や油タンカーに3年間乗船していました。
周防灘を1つの港と捉えると、アジア最大のハブ港になれる可能性を秘めています。
周防灘なら、どこでも大型タンカーは停泊可能です。
宇部港や防府港は川が近くにあるため、大型船舶用の岸壁を整備することは難しい。
徳山港、下松港は天然の良港であり、かつては連合艦隊も入港しました。
新幹線、高速道路からの近く、国家政策として集中的に整備すれば・・・・。

夢・その5:『巨大アウトレットに併設した1万人収容のアリーナ』
若者の県外流出を食い止める魅力ある山口が必要です。
SMAP(スマップ)やEXILE(エグザイル)をよべる施設は県内にありません。
一番広い施設は徳山文化会館で1800名。
以前、EXILE(エグザイル)をよんで「きららドーム」でコンサートを開催しようとしました。
しかし、環境時間が長く、コンサートは無理だと断られました。
若者たちが買い物をしたくなるような巨大なアウトレットと付属したアリーナ施設が山口県にほしい。
新幹線、高速道路などの交通の便を考えると、可能性のある場所は新山口駅南側でしょうか。

夢・その6:『観光産業県山口』(NHK大河ドラマ「高杉晋作」)
私は全国2000箇所で講演をし、そのたびに観光をさせていただきました。
山口県ほど、素晴らしい観光資源に恵まれた県はありません。
観光にもっと自信を持たなければいけません。
3方を海に囲まれ、全国に誇れる素晴らしい観光資源があります。
(須佐のホルンフェルス、青海島の景観、秋芳洞、錦帯橋、温泉、総合公園としての常盤公園)
そして、温暖な気候に育まれた「りんご」や「なし」、「みかん」。
NHK大河ドラマも「高杉晋作」なら、県民そして子どもたちに誇りと自信を与えてくれます。
しかも、古川薫原作、山田洋二監督なら最高ですね。

夢・その7:『遷都!山口』(全国で一番安全な山口県。秋芳洞は何万年もの間、地震がなかった証)
東海地震がクローズアップされて、一時期、「遷都」が話題となりました。
東京への一極集中は、東海、東南海地震が起これば、日本最大の危機に瀕することになります。
しかし、遷都も、名古屋、京都、大阪、福岡、広島には活断層が多くあり、安全とは言い切れません。
中国地方の語源:
葦原中国(あしはらのなかつくに)とは「大国主命が国造りをした」といわれる日本の国土です。
すなわち、中国という言葉には、日本の中心という意味があります。     
広島には活断層が多くあります。
山口県の県庁付近と仁保地区には衛星用のパラボナアンテナが設置されています。
どこよりも地盤が安定しているからです。          
山口県には菊川断層、岩国断層群があり、最近、山口市の中央部に新たな断層が発見されました。
しかし、美祢市、宇部市北部地域は、何万年もの間、大きな地震の無かった安全地域がです。
きれいな鍾乳洞ができたのは、その証です。
遷都は難しいでしょう。
しかし、データ集積基地、衛星統括基地となりうる可能性を備えています。
(遷都は過去の歴史を見ても、内需拡大、景気浮揚には有効な国家政策なのですが・・・。)

『生活者の起点に立った政策を提案し、専門的知識を持って、自ら行動し夢を形にしていく議員』を目指して、「今できることを、精一杯、取り組み、皆様のご期待に添えるように努力して参ります。