噴煙が3000m近く上がるテレビの映像を見ながら、北海道の『有珠山』の噴火を思い出しました。
火山噴火による災害は、収束の時期が予測できず、長ければ半年以上も続くことがあります。
長期に亘る噴火による、農作物への被害、健康上の被害が懸念されます。
選挙がなければ、すぐにでも視察に行きたいのですが・・・・・。

警戒レベル3の霧島「新燃岳」

「有珠山」の噴火のときは、北海道まで視察にいき、3日間、被害状況を調べましたが、仮設住宅の建設が終わった頃に噴火がようやく収束し、まったく使われないまま解体された仮設住宅が数多くありました。
火山噴火による災害は、仮設住宅の建設時期、戸数の決定が難しいですね。



さて、平成7年1月17日(1995年)早朝、神戸市を中心に大地震が発生し、死者6434人を出しました。
阪神・淡路大震災から、早いもので16年が過ぎました。
当日、私は松山市内の旅館にいて、震度2程度の軽い地震を感じました。
まさか、神戸市内が悲惨な状況にあるとは思いもしませんでした。
テレビの映像をみて、初めて状況を把握したときは、鳥肌がたつ思いでした。
以来、何度も神戸市内を視察し、「これから、災害多発時期が来る」との強い予感を持ちました。
その後、宇部市も台風による高潮災害を経験し、意を決して、山口大学の防災システム工学科に入学しました。
以来、9年間も在籍して、災害を学ばせて頂きました。

この10年間を振り返ると、異常気象による洪水、台風、火山の噴火、地震、そして鳥インフルエンザ、口蹄疫など危機管理が問われる時代になりましたね。