故・長江裕明さんは3年かけて自作した大型ヨット(セメント製の44fケッチ)「エリカ」号で、イギリス人の奥さんと4歳の娘エリカちゃんを乗せて1981年に日本を出航し、世界一周して、5年後に名古屋に帰港しました。

当時、たいへんな快挙でした。
そのヨットが、1988年から愛知県蒲郡市に屋外展示されていましたが、来年2月までに解体されるそうです。
新聞記事によると、傷みが激しく補修にも費用が掛かりすぎることが理由だそうです。
イギリスやオーストラリアでは、同じようなヨットが大切に保管されています。
本来なら市が予算を出してでも、補修して再生するほど大切なヨットだと思います。
残念ながら、日本では「冒険」という言葉は死語になりつつあります。