井口先生の講演冒頭の言葉、志の大きさに感銘し、講演会を企画いたしました。

91歳、井口先生のお言葉です。
「私は長年、医療という仕事に携わり、研究成果や治療によって、多少なりとも社会に貢献したかもしれない。
しかし、私は自分の人生を後悔している。
もっと早く、医学的立場、特に脳細胞の研究という分野から、霊長類ヒト科の動物であるヒトを人間にまで育てる教育が、いかに大切であるかということを社会に訴えていれば、青少年の育成に大きな貢献ができていたと思う。
私に残された時間は、そう長くないのです。だから、脳の成長に対応した教育の大切さを、皆さんが伝えてほしい」
教育論はもちろんですが、先生の生き方、考え方が、自分自身を見直す素晴らしい機会となりました。

井口潔講演会のご案内

子育てとは一体なに?
分かっているようで、分かっていないのではないですか。
医学者の目からみると、霊長類ヒト科の動物「ヒト」として生まれた赤ん坊を10年かけて人間にして、
その人間をあと10年かけて社会人にするのが、子育て・教育です。
「ヒトを人間にするための脳の育て方」を学びましょう。
91歳になる井口名誉教授の話は目から鱗です。
ぜひ、ご聴講下さいますよう、ご案内申し上げます。

《《井口潔講演会の案内パンフレット PDFファイル》》

演題
医学者の目から見た 成長に応じた子どもの教育

(伝統教育の正しさを医学的に解明する)

講師
九州大学名誉教授、「ヒトの教育の会」会長

医学博士・理学博士 井口 潔 先生

【プロフィール】
1921年(大正10年)福岡県久留米市に生まれる。旧制福岡高校から九州帝国大学医学部に1942年に入学、1945年4月陸軍軍医候補生となり、同年6月見習士官、8月終戦、9月卒業。在学中に国体(当時明治神宮国民体育大会)射撃競技で2年連続優勝。1963年~1985年九州大学第2外科教授。同学名誉教授。日本外科学会名誉会長、日本癌治療学会名誉会長。フランスアカデミー会員。定年後は日本学術振興会井口記念人間科学振興基金において生物学的教育論を展開して「ヒトの教育の会」を設立。勲二等瑞宝章授与。

日時
平成24年9月22日(土) 午後2時~4時

場所
宇部市文化会館 3階ホール入場料 1000円(テキスト代500円を含む・当日、徴収いたします)

主催
NPO法人 森と海の学校

共催
・学校法人 山口精華学園
・NPO法人 YMO21

後援
・宇部市教育委員会
・宇部日報社

お申し込み
・ファックス(44‐4423)
・メール(school@okamura21.com
・または郵送でお願いいたします。

お問合せ
NPO法人 森と海の学校 〒759-0206宇部市大字東須恵1271-15 電話41-5435