7月30日から8月3日までの4泊5日間の予定で、宮城県大崎市まで往復2930kmを4㌧ユニックを1人で運転しました。
3月末から、災害ボランティアの支援として設置していた日立建設㈱の支援ハウス「キューブ・ハウス」を引き取りに行くことと、7月15日に搬入した改良型支援ハウス「スマイリー」の保守点検が目的です。
軽いつもりで出発しましたが、片道1500kmは遠いですね。
さすがに疲れました。

一緒に行ってくれたのは、私が成年後見人を引き受けている三浦君。
でも、彼は運転できません。
知的障害児がありますが、生活面はすべて自分でできます。
自動車が大好きで、すれ違うトラックの名前は、ほとんどすべてを当ててしまいます。
「いすずのスキャナーが来た」と言っても、初めは何のことかかわかりませんでしたが、大型トラックの名前でした。
凄いですね。
彼も、助手席で疲れたと思います。

初日は午前4時に出発し、午後5時、石川県の片山津温泉に泊まり、翌日、夕方、大崎市の「さくらの湯」テント村に到着しました。
翌日、スマイリーの保守点検を行い、夕方、日立建設のハウスを積み込みました。
夕方、二人で野外炊飯のカレーを食べましたが、さすが宮城県の夕方は涼しい。
災害ボランティアの成年たちは、全員、石巻市の夏祭りに出かけ、私たちは早めに、スマイリーの中で寝ました。

8月2日朝6時、出発。
一路、石川県能登を目指しました。
何と、和倉温泉「加賀屋」旅館に泊まりました。
さすが、日本一といわれるだけのことはあります。
お風呂は3階建て、エレベーターが付いていました。
仲居さんもよく気がつく方でした。
出掛けに、有名な女将さんにもお会いしました。
3日午後9時、無事、宇部に到着。まだまだ、頑張れそうです。

サービスエリアで三浦毅之君。冷却水の温度が上がるので、おかしいと思って調べてみると、何と原因は、
自動車の正面に張っていた「緊急支援車両」と書かれた横断幕がはがれて、通風孔をふさいでいました。

日立建設㈱の「キューブ・ハウス」と、保守点検中の「スマイリー」(白は正解でしたね)

『スマイリー」の整備が終わり、食事中の三浦君。カレーと鯖の缶詰。キャンプ気分です。

「さくらの湯」テント村の全景。赤い建物は温泉施設です。本部テントは円形で合理的に作られています。

集会スペース、夜は休憩と居酒屋にビアガーデンに変身。右の図は、テント村の配置図です。

物干し場。右はロシア製の「組み立て式簡易ハウス」。アイデアがいいですが、雨漏れが心配です。

本部内部。右のモヒカン君はテント村のサブリーダー。チーフリーダーの堀之内君はチョンマゲです。

赤川さんのバスは、ボランティアの輸送に大活躍でしていました。祭りの手伝いに出かけるボランティアの皆さんです。

帰路、「昭和館」の立ち寄りました。ミゼットやスバル360など、懐かしい自動車や品物がたくさんあって、釘付けでした。

加賀屋旅館では、仲居さんがずらりと並び、お見送りしてくださいました。トラックではちょっと恥ずかしいですね。

934kmを示すメーターですが、2回転しています。2934km。