事務所に来られた方から、よく質問されるのが、玄関に飾っている写真の籠(カゴ)です。
葦(アシ)で作られていますが、誰も、その使い方がよくわかないようです。

10年くらい前に、ご近所の納屋で見つけ、骨董品のつもりで頂いたものです。
玄関に飾っていますが、その使い道について、いつも2つの意見が出ています。

1つの意見は、牡丹の花の雪よけ用のカゴ。

しかし。インターネットで検索して見ましたが、どれも藁(ワラ)で作られています。(写真:下の左)



2つ目の意見は、魚採り用の道具。

カゴの中に草とエサを入れて、池や川に沈めておくと、入口の部分から魚が入って、住処(スミカ)にする。
入口を狭くするために、上部に蓋があったはずという意見。
(写真:上の右は魚とりのワナだそうです。)


皆さまはどちらだと思いますか。
私は、魚捕り用の籠だと思うのですが・・・。
ちなみに手前の弓なりになったものは、「うなぎ掻(か)き」です。
私も小学生の頃、近所の池で、実際にこれでウナギを捕っているのを見たことがあります。
池や川の泥の中を先端についているカギの部分でしゃくると、ウナギが引っかり、それを一気に岸に投げつけます。

いずれにしろ、昔の道具は、よく考えられていますね