12月19日、私が会長を勤めさせていただいている修養団宇部市連合会主催による
第40回宇部市街頭美化清掃奉仕を実施しました。

市制50周年を記念して始まった市民参加による清掃奉仕で、今年で40回目になりました。

清掃奉仕には、宇部興産(株)、UMG・ABS、大栄商事などの企業、また宇部ロータリークラブ、国際ソロプチミスト、慶進高校サッカー部、宇部西高校生徒会、FC宇部ヤーマンなどの団体から、約400名を超える皆さんがご参加くだいました。
厚くお礼申し上げます。

午前10時、JR宇部新川駅前と宮大路南街区公園に集合した後、軍手や竹ぼうき、ビニール袋を手に常盤通りやシンボルロード沿いに歩きながら市役所を目指し、枯葉やごみ、空き缶などを拾って集め、市役所西側の公園に集結しました。

解散式では第1回から参加されている西岐波の小笠原文枝さんに、清掃奉仕が始まった当時の思い出についてお話していただき、また久保田きみ子市長さんもお忙しい中、駆けつけてくださいました。

さて、宇部市はかつて「日本一のお掃除の街」と言われていたことをご存知でしょうか。

宇部市は世界有数の煤塵公害の町と言われ、その汚名を産学官が、力を合わせて対策に取り組み、市民は花や柳の木を植え、清掃奉仕を積極的に行い克服した素晴らしい歴史があります。その市民運動の中心をなしたのが、修養団宇部市連合会です。

当時は市内のほとんどの企業が連合会の会員だったそうです。
今も多くの企業が、早朝から会社の周辺道路などの清掃奉仕を行っているのはその名残りでもあります。
ぜひ、お掃除日本一を復活させたいものですね。

本事業を、私が実行委員長として運営するようになって、12年目になりました。

毎回、多くのボランティアに支えられての事業で、本当にありがたいことだと感謝しています。
「街がきれいになれば、人のこころがきれいになる。そうすれば犯罪が無くなり、安心、安全、安らぎにあふれた街になる。清掃奉仕の市内全体に広がればいいですね」

注:修養団とは文部科学省所管の社会教育団体で、
明治38年に東京師範学校(現:東京教育大学)の学生たちにより設立された団体です。