シンシア8世号(全長11m)による「チャレンジクルーズto国東半島・姫島」(1泊2日)を行いました。
宇部から姫島まで約30マイル(55キロ)、参加したのは宇部市内の中学生と高校生7名とスタッフ2名。
久々の泊りがけクルーズです。
台風18号の影響もあり、途中から風が強まりましたが、無事、姫島港に入港。
子どもたちの楽しそうな笑顔を見ていると、主催した私たちもうれしくなります。
多少船酔いをする子供もいましたが、それでも波が高くなるほど、元気一杯の歓声を上げていました。



【日程】
15日午前7時、ホームポートの妻崎漁港を出港、9時過ぎから台風の影響で波が高くなりましたが、11時45分、姫島港に接岸。
途中からシイラ釣りを試みましたが、残念ながら釣れませんでした。
接岸後は持参の弁当で昼食をとり、魚釣りや泳いだり、自由な時間を楽しみました。
子どもたちは元気です。
14時30分、訪ねて来られた保護者を迎えに行くため、国東半島の伊美港(フェリーターミナル)に移動し、そのあと、姫島の東側にある金漁港に移動しました。
金漁港には徒歩3分のところに炭酸泉水の温泉(秘湯)があり、島の皆さんは「日本一」と話しています。
温泉のそばには、温泉水の湧水があり、飲用すると、まさに炭酸水でした。
入港後、夕食準備、メニューはカレーライス、ジュース、マンゴプリン、頂きもののブドウ。
子どもたちが一生懸命動いてくれるので有難いですね。
今回は私が叱ったり、大きな声を挙げることが一度もありませんでした。
7時までに全員、お風呂を済ませ、夕食、その後は魚釣りをしたり、子どもたちは楽しく過ごしていましたが、指示通り10時には全員睡眠に入りました。


ところが、夜になって、15m以上の強風が吹き、マストに当たる風だけで船は大きく揺れ始めました。
朝7時から朝食準備、メニューはご飯とみそ汁などなど。
海魚釣りをさせたいのですが、外海は白波で真っ白になるほどの大時化。
帰港するには、向かい風の強風。
10時、ヨットで帰るのは中止し、時化の中を15分走って、波が静かな島の反対側に移動、そのあと伊美港で子どもたちを降し、海志先生が子どもたちを引率して、バスと電車を乗り継いで返すことにしました。
安全第一、無理をする理由はありません。
12時、伊美港そばの漁港に入港し、13時下船。
子どもたちは8人乗りのジャンボタクシーで宇佐駅まで行き、14時49分の特急ソニックに乗車、宇部駅には17時4分に無事着きました。

さて、私は子どもたちを見送ったあと、偶然見つけた木造3階建ての「涛音寮(トウインリョウ)」を見学し、昼食(タコ飯定食)を頂きました。
ヨットに戻ると、外からの波でヨットは大揺れ、仕方なく再度、時化の海に出て、ヨットを隣の港に移動。
一人で行う作業は、風が強く大変でしたが、有難いのは釣り人と漁師さん、岸壁に近づくと、こちらからお願いしなくても舫い綱を取って下さり、置き場所の適切な指導までして下さいました。
夜は、9月議会の原稿書き(25日に一般質問を行います)。
資料とパソコンを持って来て良かったです。
お陰様で8割程度完成しました。
コーヒーを飲みながら一人、原稿を書くのもいいですね。
17日午前2時、風向きが変わり、急に穏やかになりました。
10時出港、15時妻崎漁港入港しましたが、干潮のため、沖待ちして16時、無事接岸しました。
一人で走るのは10年ぶりでしたが、穏やかな天気、ゆっくり走るのもいいです。
子どもたちといる時間はいいですね。
楽しいし、何より、若返ります。

《新聞記事 宇部日報2103.9.24》