卒塾生同士の結婚式、まるで同窓会でした。私と妻は「育て親」の一人ですね。

2012-01-06T14:10:45+09:001月 6th, 2012|SEIJI Blog, 森と海の学校ブログ|

「おかむら塾」(現在は第一学院)を開校したのは昭和59年、27年前です。前年に、私は一級建築士の資格を取得し、これから建築設計事務所を開設しようと準備をしていました。ところが、突然、ヨットの大先輩である戸塚宏さんの「ヨットスクール事件」が起きました。戸塚さんの事件は、金属バットで父親を殺す事件が起こるなど、青少年問題が多発している時期だっただけに、衝撃的でした。青少年活動に興味を持ち、レクリエーション指導者として活動していて、「最近の子どもたちは体験教育が足りていない」と感じていた時期だけに、天命を聴いたような気がして「体験教育を取り入れた学習塾を開校しよう」と思い立ちました。以来、塾では勉強を教えるかたわら、ヨット教室やキャンプ、40キロナイトハイク、ジュニア洋上スクールなどを行ってきました。特に、NPO法人「森と海の学校」を開校してからは、卒塾生が毎日のように塾に来るようになり、「同じ釜の飯を食う」そんな付き合いが始まり、塾生同士の繋がりも深くなったようです。初めての塾生同士の結婚は、西村剛くんと飯田倫子さん。 さて、岡村正徳くんと土生あづささんが結婚しました。幸せそうな「あづさ」の笑顔が印象的でした。 2人とも卒塾生で、キャンプやジュニア洋上スクールの主要スタッフです。何となく付き合っているのは、知っていました。昨年4月、2人が事務所に来て、正徳くんが「ぼくたち、結婚することになりました」と切り出しました。私は、彼が帰るまで不機嫌な顔を通しました。間違いなく、これは嫉妬心ですね。大好きな「あづさ」を取られたという父親が持つような妬みです。しかし、よく考えてみれば、正徳くんも大切な息子のような存在、しかも同姓、「嫁をもらった」と思えばいいか、と納得しました。 結婚式は山口市の「ララマリー」で行われましたが、いい結婚式でした。まるで卒塾生の同窓会。ララマリーの庭、いい結婚式を演出して下さいました。   卒塾生の女の子に頭を撫でられて               キャンプ仲間ですね。卒塾生のお姉さん3人組みです。       息子の海志が友人代表挨拶。彼は塾生に育てられたような気がします。 「塾を、体験教育をやってて良かった」と心から感じた幸せな一日でした。みんな立派に育ってくれました。縁は人生の宝です。卒塾生だけで記念写真を撮りました。強い強い絆です。