災害用早期設置型組立て式

21 06, 2011

災害用「復興支援ハウス」の展示会を7月15日(金)に東京都庁(ふれあいモール)で開催

2011-06-21T22:30:53+09:006月 21st, 2011|SEIJI Blog, 東日本大震災|

平成7年の阪神・淡路大震災以来、15年間に亘って取り組んできた災害用早期設置型組立て式「復興支援ハウス」の展示会を「東京都庁」で開催させて頂くことになりました。研究作品を公の場で、発表できる機会を頂けたことを、本当に有難く思っています。 当ハウスは阪神淡路大震災における被災者の過酷な避難所生活を教訓に、体育館等でのプライバシーのない生活からの早期解放と、過労やストレスによる精神的肉体的な負担を低減することを目的に、大都市大震災を想定して研究開発したものです。 保管・搬送時は箱型で、組立て時間は約1時間です。 ジャッキを備えているので、傾斜地にも設置でき、移動も簡単で、再使用できます。 室内には4人分のベッド、トイレ、シャワー、キッチン、テーブル、冷蔵庫などを備えており、設置後、すぐに入居できます。 仮に各県で100戸程度備蓄しておき、災害発生後、被災地に大型トラック(6~9戸積載可能)で搬送すれば、3日程度で約5000戸の支援ハウスを設置することができます。 [...]

13 06, 2011

改良型の新「支援ハウス」の製作を始めました。6月末完成予定です。

2011-06-13T16:55:20+09:006月 13th, 2011|SEIJI Blog, 東日本大震災|

被災地からの要請もあり、災害用早期設置型組立て式「戸建てシェルター(災害復興支援ハウス)」の新バージョンを製作し、試験的に被災地で使用して頂くことにしました。現在、宮城県大崎市で災害ボランティアの支援として使われている「支援ハウス」は、2005年10月に自作したFRP製です。2005年の新潟県中越地震では、新潟県小千谷市体育館の近くで、冬季1か月間、災害ボランティアの支援に使用されました。また、2006年に開催された「国際プラスチックフェアー」では特別招待作品として、会場の千葉県「幕張メッセ」の玄関に展示されています。すでに、試作して6年間が過ぎましたが、今も支障なく使われており、再使用が可能であることが実証されています。既存の仮設住宅の建設・解体費用は、一棟あたり500万円も掛かり、しかも、再使用されることなく廃棄処分されています。支援ハウスは再使用が可能で、費用と環境面からも有効だと思われます。今まで使用された皆さんから、多くの改良点や意見を頂いており、阪神・淡路大震災以来、15年間、災害対策に関わってきた集大成になればと思っています。 現在、宮城県大崎市で使用されている「戸建てシェルター(災害復興支援ハウス)」の写真とリーフレット(国際プラスチックフェアーで使用) 平面図は意匠特許の関係で、後日、掲載いたします。今までとの大きな違いは、10㌧トラックに6戸積める最大限の大きさで、4人でくつろげるスペースを設けたこと、また、トイレは臭いの関係で屋外に設けました。床面積は約9.5㎡で、かなりゆとりができました。 2006国際プラスチックフェアー(幕張メッセにて)     2005新潟県中越地震(災害ボランティアの皆さんと) 支援ハウスの内部 支援ハウスのリーフレット [...]

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