クイック・キャビン『スマイリー』(新・復興支援ハウス) が完成しました。

Updata 2011年 7月13日

クイック・キャビン『スマイリー』(新・復興支援ハウス)の試作品が完成し、
山口県庁の議会棟駐車上で一般公開をさせて頂きました。
外観だけを見ると小さく見えますが、中は十分な生活空間があり、ベッド(4人分)、テーブル、
洋服入れ、フリースペース、シャワー、トイレ、キッチン、釣り戸棚、冷蔵庫、テーブルがあります。

上の写真は、今回の製作をお手伝いして下さった皆さんです。本当にありがとうございました。
もちろん、妻も入っています。

今回の改良点は
1.トイレの臭いが気になるとの意見が多かったので、物置と兼用のトイレを外に取り付けたこと。
2.組立て方式を変更したこと。
3.旧タイプより、少し広くし、フリースペースを設けたこと。
4.エアコン、温水器を組み込みました。
5.素材はFRPと木造です。

「スマイルは笑顔、リーはシェルターの意味があります。被災した皆様に笑顔を届けたいとの願いを込めて命名しました。」

搬送時:長さ3.550m 幅2.230m 高さ1.200m
(4㌧トラックに2戸、10㌧トラックに6戸積載可能)


組立時:長さ5.160m 幅2.855m 高さ2.560-2.860m
床面積:10.330㎡(本体9.250㎡ 物置・トイレ1.080㎡)
組立時間:約1時間(大人4名)解体時間:約30分

災害用早期設置型 住宅復興支援ハウスの提案

2005年の新潟県中越地震の際には被災地の小千谷市で、災害ボランティア4名が約1ヶ月間使用し、ボランティアの拠点施設と救護所の役割を果たしました。
また、東日本大震災においては、宮城県石巻市社会福祉協議会ボランティアセンターに設置され、テント泊をしている災害ボランティアの救護所として使用されています。
災害ボランティアの生活は、その多くが持参したテントに寝泊りしているのが実情です。
居住空間は狭く、冷暖房設備もない生活のなか、ハードなボランティア活動により体調を崩してしまう人が多くいます。
支援ハウスは狭い敷地に多数設置することが可能であり、その有効性が確認されています。

活用事例から、被災地における小規模拠点施設や災害ボランティア、仮設住宅建設作業員などの短期居住施設、自衛隊の野営施設などに有効だと思われます。
また、大都市大震災においては、公園や小さな空き地に設置できるなどの利点があります。
また、設置後も簡単に移動でき、保管管理が容易で再使用できることから、環境への配慮がなされています。

支援ハウスの活用には「備蓄」が不可欠であり、度重なる災害の発生、「必ず来る」と予測される関東、東海、東南海地震への対応のためにも備蓄されることを願っています。